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8月に、神保町のラドリオという喫茶店で、水彩画の展示をさせていただきます。
― 夜、横道、ペーヴメント ―
2014.8.1(fri) - 8.30(sat)
平日11:30-22:30(L.O.22:00)
土曜12:00-21:00(L.O.20:30)
日祝休業/15・16お盆休み
☆喫茶店につき、お飲み物のご注文をお願いします
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神保町ラドリオ
千代田区神田神保町1-3
℡ : 03-3295-4788
神保町駅A7出口より徒歩2分
御茶ノ水駅より徒歩7分
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ラドリオはスペイン語で「煉瓦」という意味だそうですが、その名の通り煉瓦造りで、昭和24年創業なのだとか。
古い建物がたくさん残る神保町の中でも、とりわけ古い喫茶店のひとつだそうです。
細い露地の、途中にあります。
向かい側は姉妹店の「ミロンガ・ヌオーバ」です。
8月。
とても暑い時季ですが、近くにお越しのことがありましたら、ぜひお立ち寄り頂けたら嬉しいです。
喫茶店なので、絵をぜんぶ観て頂くことは難しいかもしれませんが、お店も露地も、神保町という街も、楽しいところなので、よかったら是非。夜にはバーのようなメニューもあります。
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また、この展覧会は、絵本作家•本間ちひろさんの企画、「平和っておいしいね!展」のひとつとなっています。
「おいしいものを みんなで楽しめるのも、平和なればこそ!
平和に感謝する楽しいイベントが、あったら素敵じゃないかな?」
という思いから、この展ははじまったとのこと。
今年は東京などの喫茶店8軒 ギャラリー1軒で、全9会場の展示だそうです。
「平和」という言葉は、近頃とてもデリケートで、政治論争の場などでよく耳にします。
この言葉がでてくると、右だの左だのといった難しいことになりがちです。
なので私自身も、簡単に「平和」と口にするのはちょっと抵抗がありました。
でも本間さんの、この企画の趣旨をうかがって、そういう話ではなくもっと、柔らかな、和やかな、身近な平和を、口にしてもいいのかな、と新鮮な気持ちになりました。
それから、「平和」って言葉は、けっこう不遇なのだなあ、と感じたのでした。
もっとたとえば、「お昼寝」だとか、「牧場」だとか、「コーンスープ」だとか、よく分かりませんけどそういう仲間の居る、牧歌的な村に暮らしてた「平和」っていう村人がいつの間にかこう、謎の斡旋人に連れ去られ汽車に乗せられ、都会にやってきてから早3年、都会の色に染められ化粧も濃くなり、酒の味も覚えた、よね――。でも、本当は、本当の君は違うんじゃないか……!そうだろ!
みたいな。
――妄想です。
なにしろ、「平和」という言葉はよく、裏にいろんな意味を付されて使われます。
でも、そういう話では無くて。
おいしいものを、食べること。おいしいね、って家族と、友達と言いあえる食卓があること。たとえば炊きたてのご飯、焼きたてのパンを目の前に、美味しそう、ああ、平和だねぇ、って思える。それはとても大切なことだと思います。
もちろん、どうやってその平和を守っていくのか、いま起きている争いをどうやって治めたらいいのかという、「その先の話」はその先に、課題としてあるのだと思います。
でもまずは此処で、美味しい珈琲だったり、お食事だったり、そのそばで絵を描いたり眺めたりできる平和を、改めて感謝することが出来たらいいなと思います――、ということで、難しい話は出てきません。そして、ちゃんとテーマに添えたかどうか分かりませんが、いつものような絵と、美味しい絵(?)、出させていただきます……!
どうぞよろしくお願いいたします。
2014.07.22 | | 弐階―個展
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Author:寺坂安里
大正・昭和初期の文化と着物を愛する水彩画家・イラストレーター、寺坂安里と申します。
絵とそれ以外の記事が混在していますので、下のカテゴリをご参照いただけたら幸いです。
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『パノラマ茶館二着イタナラ』