昭和の夜の新宿。


昭和10年、夜の新宿。
横丁の屋台。

昭和10年新宿屋台

行きたいなあ。
もし今ここへ行けたなら、手前の屋台で支那ソバをひとつ、注文したい。

幕の内側はいったいどんな風になっているのかな。
この店は流行っていたのかな。
というかライスカレーにやきめしに牛めしにかつ丼にワンタンに支那ソバに・・と豊富な品揃えで見てるだけでお腹の空く文字列・・!
寝る前に見るもんじゃなかった・・

2016.10.27 | | 四階―大正・昭和初期

三島の『看板建築』



三島-駅

静岡県の三島へ行ってきました。

行ってみて初めて知ったのですが、三嶋大社のある大社町あたりには、昭和初期愛好家 垂涎の「看板建築」がたくさん。感激・・!

三島-商店建築8
かつては洋品店だったそうです。国の登録有形文化財となっている「ムラカミ」さん。
広々貼った銅板と、てっぺんに付いた丸いライトの感じが素敵だ~



看板建築というのは、大正後期・昭和初期に多く建てられた商店(兼住居)の建築様式で、木造2~3階建ての前面を平面にして、銅板やモルタルで装飾を施してあります。デザインは自由で、ひとつひとつ皆違っているので見ているだけでワクワクします。

通りに面した前面からは一見、西洋風で石造りやレンガ造りのような建物でも、横から見ると、日本家屋にペタッと大きな看板を貼ったような按配で、そのギャップも何ともいえないおもしろさを醸しています。

ちなみに『看板建築」』という言葉自体は、1975年に建築史家の藤森照信さんが名付けたそうで、当時は『街路建築』と呼ばれていたんだとか。


閑話休題・・

三島は戦時の空襲を免れたそうで、この看板建築に、いたるところでお目に掛かれました。


三島-商店建築6

三島-商店建築4

三島-商店建築7

三島-商店建築1

三島-商店建築2

三島-商店建築9
さいごのは看板風ではありませんが、昭和初期頃かと思われる、商店建築。焼物の「日光陶器」さんです。


滞在時間が短かったのでこの辺で終了でしたが、あとからネットで検索してみたところ、他にもいろいろとあるようでした。
あゝ、無念。
今回出会えなかった建物たちを探しにまた行きたいです、三島。





2016.08.16 | | 四階―大正・昭和初期

淺田飴



淺田飴


淺田飴、むかしからとても好きです。
でも、のど飴よりちょっと高価なので、もうほんと、ここ一番というか、のっぴきならない喉事情というか、そんなときに、清水の舞台から飛び降りるつもりで買います。(そんなにか!)
あの、黒光した禍々しい雰囲気の丸薬の中に、なんかもう、どえらい喉に良い何かしらが凝縮している気がします。

というか、美味しいし、
とにかく、美味しいし。

画像は大正時代の淺田飴の広告です。
「たんせきに淺田飴 すき腹にめし」が、なんだか可愛いです。




2016.08.04 | | 四階―大正・昭和初期

「味の素の出來るまで」 大正時代版

大正時代の味の素の出来るまで

大正時代の味の素の出来るまで2


大正時代の味の素の出来るまで


こちらは雑誌「婦女界」大正13年5月号の記事、「味の素の出來るまで」。

漫畫解説ということで、絵入りでとても詳しく作り方が紹介されています。


おもしろいのは、この記事が書かれた経緯が、

「私が毎号書いています『出来る迄』をご覧になられた読者諸姉から今盛に売れてる味の素の製法を見てきてとのご注文がありました。それは味の素の原料に蛇を加える浅蜊を使用するとの噂があるのでそれを確かめて見てとの事でした。で其の有無を尋ねに、東京郊外川崎の大師河原にある工場を見に行きました」

という風になっていまして。
蛇・・!
なんて思いつつ、今も昔も、たべものにまつわるウワサというのは色々とあるのだなあ、と興味深いです。


で。
はたして取材結果やいかん。

記事を読むと、このころはどうやらほとんど小麦粉から作られていたようです。
しかも煮たり練ったり焼いたり搾ったりと、ものすごく手間のかかる作り方に見えます。
最後にやっとできた粉末は「バケツに入れて二階に運ばれ、若い女工さんの手に依って目方を計って壜に詰められ」るとのことで、バケツか・・二階か・・とこのあたりに時代を感じて、なんだかしみじみとした気持ちになります。

ちなみに現在の「味の素」はサトウキビからつくられているのだとか。
へ~ 知らなかった~!






2016.08.02 | | 四階―大正・昭和初期

鑑賞用、昭和団扇。


夏です。
団扇です。

昭和の団扇2

我が家の昭和団扇。
香川京子さん柄の団扇。

仰ぐと何やらメリメリ音がして、ちょっと心配なので、もっぱら眺めて涼しげだなあ・・と思っているのですが。



もうひとつ。
昭和の団扇1
これは、どなたかな、美しいなあ、と思いつつ。
やっぱり仰ぐとメリメリ云うので、壊しちゃいかんと思いまして観賞用の団扇なのです。

虫かごが涼しげで、よく見るとキュウリにバッタが乗っています。


こちらの団扇の裏側は、こんな感じ。
昭和の団扇3

「暑中御伺
 まかせてよかつた
 農協之
 
 大富農業協同組合
  電話(大富)十二番」


団扇を眺めながら、月末に向けて色々とがんばります・・!


2016.07.24 | | 四階―大正・昭和初期

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プロフィール

寺坂安里

Author:寺坂安里
大正・昭和初期の文化と着物を愛する水彩画家・イラストレーター、寺坂安里と申します。
絵とそれ以外の記事が混在していますので、下のカテゴリをご参照いただけたら幸いです。

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